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風評被害という風評被害

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焼肉えびす 砺波店 の看板が撤去(目隠し)されました。
食中毒の被害者数の拡大はとまり 重傷だった患者の中にも退院できるまでに回復された方もおられるようで、このまま皆さんが退院へと向かうことを望みたいと思います。

ただちに健康被害のあるO-157への用心として 生肉はかなりの用心が必要なことがわかりました。肉の新鮮さに関係なく 菌の繁殖を前提とした徹底したトリミング作業が重要なようです。
O-157が怖ければ、生肉を食べないのが一番。食べる場合はリスクを理解し、自らの判断で食べれば良いというのが、世の常識となった。
更に、焼肉でも注意が必要。肉を焼く箸と食べる箸は使い分け、しっかりと火(熱)を通すことが大切なようです。


さて、問題なのはただちには健康被害はないが、もしかしたら20年後に健康被害が起こるかもしれない放射性物質に汚染された野菜です。
世の中には、原発事故により放射性物質に汚染された野菜と 汚染されていない野菜とがある。
誰もが、汚染されていない野菜を食べたいに違いない。ただ、望んでみてもそれを選ぶことはなかなか難しい。なぜなら、放射性物質には味も臭いも色のないのだからです。
いくらテレビで偉い人たちが 新鮮で美味しいと食べて見せたとしても それが安全である証明にはまったくならない。失礼ながら20年後に生きているかどうかわからない人たちが一か八か食べてみせても証明にはならないなどと言ったら 叱られるだろか
暫定基準値以下だから安全。生産者の気持ちを考えろなどというが、必要な情報を隠しておいて それが風評被害というのだから呆れるばかりである。

国民・消費者が知りたいのは 汚染度を示す数値であるハズだ。幸か不幸か今回の原発事故で放射線に対する知識や理解が相当に高まった。汚染度の数値を示してくれれば 自らの判断でリスク管理が出来るのである。大人にはこの位なら我慢しようという判断もできる。し、子供たちには念のため食べさせないでおこうと判断もできる。

人それぞれに安全とする暫定基準値が違うのである。国が信用ならない事ばかりいうから、それは仕方がないことなのです。だから、数値を示し、消費者に選択を委ねるしかないと思うのだが、そうはなっていない。
つまりリスク管理が出来ないのだから、食べないのが一番安全で 唯一の選択肢となるのだ。
この国の政府が「安全だ」といえば みんなは危険だと思うのだ。数値、根拠を示さず新鮮で美味しいなどと国民をだまそうとしているのだから困ったものだ。


さて、なかなか復興の目処が立たない。そこでリーダーを変えようという動きがあった。ところが、リーダーが「目処が立つまでがんばります」と言ったから、では、もう少し続けてもらおうとなったみたいだ。私には理解できない展開だ。目処が立たないのが事の発端なので、つまり今後も目処がたつ事見込みはまったくないのである。リーダーはずーっと変わらないという事になってしまった。 リーダーも目処を立てなければ ずーっとリーダーであり続けられるのだ。なにもプラスに働く要素はないのである。

しかし、心配はしていない。政治にリーダー不在でも 日本には復興から立ち直る底力があるに違いない。と信じているからだ。
原発も水素爆発を起こすまでは、現実を直視した対策は打てなかったのである。爆発によって最悪の事態とはなったが、やっと目を覚まし、収束へと工程表を示したのである。
今回のことで僅かな希望も無い事が分かったのは大きな前進である。いよいよ 日本がどん底から立ち直る時がきた。そう思わないとやってられない。
平和ボケした私が言うのもなんですが・・・
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