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AT車のエコドライブ

スマートは、機械式クラッチをもつセミAT車です。だからシフトチェンジ時にはクラッチの接続ショックがあります。このショックがどうも日本のユーザーには違和感があるようで、なかなか受け入れられない原因のようです。
ただ、トルコン式と違い 滑る感じがなく、アクセルスロットルに比例してエンジンが回り、それがタイヤに伝わっているというダイレクト感があり、慣れるとこのアクセルスロットルを微調整する感覚が楽しくなってきます。また、スリップロスがないので燃費向上にも貢献しているのだと思います。

ところで、日本車のAT車は、とても滑らかにシフトチェンジし加速します。
が、殆どのドライバーは、それを良い事にアクセルワークが乱暴で 助手席では発進時に大きく頭を揺すられる事が多いです。

その原因がトルクコンバータです。流体クラッチとも呼ばれ、機械的には直結しておらず 必ず滑りが発生し、アクセルワークに対し駆動力が発生するまでにタイムラグがあります。
殆どのドライバーは経験的にその事を知っており、意識せずにタイムラグ分を上乗せしてアクセルを余分に踏み込みます。多少乱暴にアクセルを踏み込んでも、滑りで吸収してくれるため大きな衝撃は発生しません。
そんな事をしている内に感覚は麻痺しアクセルワークはいい加減となり、スタートから かなり多目に踏み込んで目標のスピードに達した時点でアクセルを緩める運転へと変わってゆくのだと思います。

アクセルワークがオンとオフのスイッチとなったクルマに乗ると、同乗者は発進時に大きく頭を揺すられることとなるのですが、この状態のクルマが多いこと多いこと。
交差点で観察すると 発進時にほぼ全てのクルマのボンネットが数センチ浮き上がります。で、同乗者の頭が前後に揺れています。その現象は、スタジアムの観客によるウェーブのように後方へと伝達されます。その光景は、みごとと言おうか、滑稽と言おうか、まぁ一度観察してみて下さい。

続けて観察してるとアクセルワークがオンとオフのクルマは、ブレーキ操作もオンとオフになるようです。
停車時には、ボンネットがぐぐっと沈み込み 完全に停車と同時にポンと跳ね上がります。もちろん同乗者の頭は大きく揺れます。

オートマチック車といっても 全てが自動では無く 変速だけが自動なのです。やはり変速に合わせドライバーがアクセルを微調整する必要があるのです。その事に気づいた時 燃費が少し改善しはじめるのです。

オートマだから燃費が悪いのではなく、あなたの運転が乱暴なのが原因かもしれませんよ。


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