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運転が楽しくてならん。(その4)

ロードスターは、ドライバーがシートに乗り込む際に窮屈な姿勢を強る。この時ばかりは、あんまり楽しくはない。

右足に重心を保ちながら、左足は太いサイドシルをまたぎ、足先を奥まった位置にあるフットレスト方向へ移動する。親指でマットを擦るように滑り込ませるのがコツです。
体をいったんのけぞるようにバランスを取った後、左足先に重心を移しつつ中腰になりながら腰をシートに収める。
右足を地面から放し、いったん折りたたむように膝を胸へと引き付けながら、つま先をドアに当てないように注意しサイドシルをまたぐ。腰を正面にひねりつつ、右足を伸ばしならブレーキペダル方向へ滑り込ませる。以上で準備運動を兼ねたスタートまでの儀式が終わる。
また、想像の話だが、その動きは太極拳をイメージするとわかりやすいのかも知れない。いや、赤外線セキュリティシステムを掻い潜る映画のシーンが分かり易いだろうか。

脚を前方へ投げ出すスタイルは腰痛になるのではと心配であったが、なんという事はない。
儀式を終えた者だけが取るこのスタイルは、運転の集中力を高める。

これまでに何度か強いブレーキを踏むことがあった。小さな危険を回避するためのブレーキだった。
そして、低いシートポジションは、なによりブレーキを踏むのに適していることに気づく。
膝が伸びてブレーキペダルを強く踏み込んでいる事が意識できる。ロードスターは、前のめりというよりは、クルマを水平に保ちつつ沈み込むように制動力を働かせる。
更にブレーキによる減速力が、体重移動となり、しっかりとブレーキを踏む脚に加わる。それはシートのサポートが不十分っと言うのではなく、力が逃げず、ブレないという感じです。支点、力点、作用点がシートポジションにより効率的に配置されている感じなのです。

いざとなれば、適切にブレーキペダルが踏めるってことは楽しさにつながる。まことに変な表現ですが、そうなのです。安心感はリラックスに繋がり、運転の楽しさに変わる。そして、すばやいブレーキ操作につながるのだと思う。運転が楽しいってことは、緊張感をいつも持っているということ。
4.低い重心がコーナリングを刺激的にする。まさにそのとおり!ただし、ブレーキを踏む責任は、やはりドライバー側にあることだけは忘れるな。

※オフィシャルサイトsmart roadster manifestを参照のこと


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