運転が楽しくてならん。(その3)
雨の日の運転も好きだ。嫌いじゃないと言う方があっているのかもしれない。
「春雨じゃ、ぬれて参ろう。」そんな気持ちがどこかに無い訳ではないが、お気に入りのレザーシートが濡れてしまうのには ためらいがある。やっぱりオープンにはできない。
雨の日は、ソフトトップをたたく雨の音を楽しむことにしている。
徹底的に無駄を省かれたロードスターでは、そんな事さえ楽く思う。
頭上にピンと張られたソフトトップを雨粒がたたき、薄い布地を揺らし、それが耳元へと響く。オープンにしなくったって自然を感じられることが嬉しく思う。
肩に担いだ大きな傘を大粒の雨が叩くと耳元に音が響いた。子供のころに聞いたあの雨の音を思い出す。そういえば、大人になり傘を肩に担ぐことはしなくなった。久しぶりの感覚がよみがえり、懐かしくも思えてくる。
スマートロードスターは、高性能でもないし高級でもない。
パーツにはおごりもないし、素材には見栄もない。ただ、パーツをパーツらしく、素材を素材らしく仕立る技は見事で、それらの組み合せが相乗効果を生み出す。全てを知り尽くした潔さを感じる。
3.ライトウェイトが、パフォーマンスを高める。そんな当たり前の方程式を素直に表現したクルマをロードスターって呼ぶのだろう。
※オフィシャルサイトsmart roadster manifestを参照のこと
コメント 0