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線引き屋の省燃費運行ダイヤ

通勤路で、クルマを上手く運転できるかどうかは、いかに上手な運行ダイヤの線引きができるかどうかに掛かっている。つまり、「クルマは腕で運転するんではなく、アタマで運転するのだ。」(偉そうでスイマセン。)


(クリックで大きくなります。別画面)

上の表は、燃費に関するサイドでみかける運行表を参考に、私の通勤路を表してみたものです。
縦軸に距離 横軸に時間を取り、信号機の切り替わりパターンをプロットした後に、クルマの運行ダイヤを線引きしてみました。

・信号は、全てがクルマの出発と同時に赤から作動し、黄色は考慮しない。
・クルマは、スタート直後から目標速度に達し、ブレーキはピタリと止まる高性能車。
など、かなり都合よく簡略化しています。
実際には、シンクロしている信号は1つもなく、日によってパターンはバラバラです。

通勤距離は17.5kmで その間に信号機は12箇所あり、30秒間隔で青と赤(2重線)を繰り返す。ただし、2箇所は、幹線道路の横断であり、赤90秒(3重線)、青30秒である。法定速度は40km/h(青線)であるが、9km~15km区間は堤防道路で60km/h(赤線)走行が可能である。

<<ケース1>>は、法定速度無視の全区間60km/h走行
<<ケース2>>は、法定速度をほぼを守る走行
<<ケース3>>は、きっちり法定速度厳守の走行
<<ケース4>>は、積極的に惰性運転をしている走行
の4つのケースを線引きしてみた。

<<ケース1>>は、非現実的ですが、がんばれば、23分で目的地に到着できる事を表しています。ただし、急発進と急停止を9回繰り返しさなければなりません。各駅停車の新幹線のようです。
17.5kmを燃費20.0km/Lで走行した場合の燃料消費量は、約880mlですが、5分30秒の停車中のアイドリングに余計に約80ml(15ml/分*5.5分)のガソリンを消費するとすれば、約1割の燃費悪化に繋がり、アイドリングが不経済であることが分かります。
警察に捕まる確立も高いし、事故を起こす確立も高く、そして不経済です。

<<ケース2>>は、信号06を赤で捕まらずに通過した場合です。ケース3に比べ、信号での停車時間が2分短く、その分で目的地に2分早く到着します。
日によっては到着時間が、プラスマイナス2分ほどの誤差があるということです。

<<ケース3>>は、法定速度ピッタしで走る運転です。到着時間が27分です。12箇所の信号のうち半分の6箇所で停車しており、実際の運転に近いと思います。
実際の通勤時間も25分~30分ですから、このことからも標準と言ってよいでしょう。
多くの人がこのパターンだと思います。
信号での停車時間は4分間。その間に60mlの燃料を消費します。

<<ケース4>>は、ケース3をもとに省燃費運転をこころ掛けたものです。緑線だけは平均速度30km/hを示します。
アクセルオンと惰性走行(燃料カット)を上手く使い分ける事により、到着時間が同じでも、省燃費運転が出来るということです。なおかつ、アイドリングによる燃料消費も少なくできます。

このような概念を持てば、わざわざ赤信号の壁にぶつかる運転が いかに不効率かが分かります。
実際には、このように単純ではありませんが、常に変化に対応しながら、運行ダイヤの線引きを修正することによって効率の良い省燃費運転が可能になると思われます。

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